当院の骨密度検査
ご自分の現在の骨密度、ご存知ですか?
患者様にお話をお伺いすると、多くの患者様が骨密度に興味をお持ちになっていることを実感しております。
骨密度検査は、骨粗鬆症診断のために必要な検査のうちの1つとなりますが、ひとくちに骨密度検査といっても測定方法や解析方法によっていくつかの種類・違いがあります。
以下にあげるものが代表的な骨密度検査の種類です。
①DXA法(当院) : X線の吸収を用いる方法
(測定部位) 腰椎、大腿骨など
②MD法、DIP法など : X線画像の濃度定量法
(測定部位) 手
③QUS法 : 超音波を用いる方法
(測定部位) 踵骨
④QCT法、pQCT法など : CTを用いる方法
(測定部位) QCT法では腰椎、pQCT法では橈骨や脛骨など
DAX法とは、2種類の異なるX線を骨にあてることで、骨と他の組織におけるX線の吸収率の差から骨密度を測定する方法のことです。
現在、骨粗鬆症診断のガイドラインでは、①のDXA法の腰椎及び大腿骨のYAM値(若年成人平均値:20~44歳)という値をもとに骨粗鬆症診断の評価を行う事が推奨されており、当院でもそれに準じて検査・診断を行っております。
上記に挙げた②や③といった方法は簡便に行えるため、検診センターはじめ、病院、診療所など広く普及しており、スクリーニング検査として実施されておりますが、DXA法よりも精度が低いとされています。また、DXA法は被曝量が少なく10分程で終わりますので、安心かつ安全に検査を受けて頂けます。
骨密度に興味のある方、骨粗鬆症診断を受けた方、骨密度検査の精査を希望される方はお気軽に当院にご相談下さい。初診の方は、問診票にて「骨密度検査希望の有無」をお聞きしております。
当院放射線科では、質の高い骨粗鬆症診断・治療が可能となる様、精度の高い骨密度検査を実施できるよう、今後とも心掛けて参ります。